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クローズアップインタビュー

TITLE:クローズアップインタビューVol.7 アメリカは医療も食材もアンチエイジング先進国!

IMG:クローズアップインタビューVol.7 アメリカは医療も食材もアンチエイジング先進国!

クローズアップインタビュー第七回目ゲストはアンチエイジングプランナーとして活躍されている稲川龍男先生にご登場いただきました。アメリカのアンチエイジング事情にも詳しく、ご自身の開発商品にもアメリカの素材を使っておられるなど日本のアンチエイジングマーケットにおいてトップランナーのおひとりでもある先生です。


myfood:本日はお忙しいところ、ありがとうございます。

稲川:こちらこそよろしくお願いいたします。

myfood:最近ではだいぶ一般的な言葉となりましたが、まずは「アンチエイジングとは何か?」といった概略からお聞かせいただけますか?

稲川:わかりました。そもそもアンチエイジングというのは高齢化社会と密接な関係を持つもので、長寿とQOL(Quality of Life)が比例しているのか?という観点から発展したものなんですね。そこでプライマリー医療ということが出てきて、検診・予防といった部分の重要性が重視されるようになったんです。それがすなわちアンチエイジングと呼ばれるものの根本にあります。ですからいうなればアンチエイジングというのは「積極的予防医学」ということができますね。

myfood:なるほど。アンチエイジングというととかく美容面での話題が多いのでついつい美容法のように思ってしまいますが本来は予防医学の一つなんですね。

稲川:今後本来の意味がどんどん日本でも遡及されていくと思いますよ。

myfood:具体的にはどんな予防ということがあるんですか?

稲川:まずアンチエイジングということがアメリカで推進されはじめた10年前にまず注目されたのが成長ホルモンとDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)です。いずれも人間の体内で分泌されるホルモンですが加齢と共に減っていく。そこでこれらを補充するということで若返りになるのではないかということで成長ホルモンの補充療法というのがはじまったんです。

myfood:因みにそれらのホルモンは体内でどのような働きがあるのですか?

稲川:まず成長ホルモンは人間の代謝をよくしたり、アミノ酸の合成を促して奇麗は皮膚を作ったり、それから体内で分泌されるホルモンの伝達をしてマスターホルモンを動かす働きなどを持っています。ですから成長ホルモンが減るとあらゆるホルモンのコントロール力が低下するんですね。またDHEAは変容性のあるホルモン。足りないホルモンの代わりに活動してくれるといわれています。

myfood:成長ホルモンというと最近では加圧トレーニングなどの流行りもあってよく聞くようになった言葉ですよね。ところでホルモンの補充というと抵抗のある人もあるように思うのですが、食生活によってこれらの補充というのは難しいのでしょうか?

稲川:劇的な増加というのはお約束できませんが、まずDHEAはイソフラボンによって増やすといわれていますから豆腐など大豆食品はとてもいいですね。また面白い話があってアメリカ人はDHEAの低下が緩やかだといわれているのですが、これがマッシュポテトを多く食べるからだといわれているんですよ。

myfood:マッシュポテトですか(笑)?でもそれであればアメリカから日本に簡単にマッシュポテトが作れるじゃがいもが輸入されているのでぜひみなさんにもっとマッシュポテトを食べてもらいたいですね。

稲川:いいと思いますね。また成長ホルモンはなんといってもいい睡眠によって分泌量が増えますからメラトニンを含む食材を摂られるといいですよ。

IMG:クローズアップインタビューVol.7 アメリカは医療も食材もアンチエイジング先進国!

myfood:なるほど。ではトマトとかとうもろこしや生姜やバナナでしょうか?あっ、あとアメリカンチェリー、特にタルトチェリーはメラトニンの含有率が高いことでも有名なのでいいですね。あとはメラトニン分泌を促すセロトニンの材料になる大豆製品やチーズなどもいいということでしょうか?

稲川:そうですね、いいと思いますよ。

myfood:その外に食生活でできるアンチエイジングというのはありますか?

稲川:そうですね、実はアンチエイジングと一口にいってもホルモンの補充療法にデトックス(解毒療法)とレドックス(抗酸化能力アップ、老化抑制)というものもありますからそれらの効果の高い食材を積極にとることもいいですね。さらにいうとこれからのアンチエイジングというのはこのデトックスとレドックスが大きな動きとなっていくと思われますね。

myfood:なるほど。デトックスというのは日本でもよく耳にすることばですがレドックスというのもあるんですね。抗酸化という意味では先ほども話題に出たアメリカンチェリーやざくろ、クランベリーにブドウやプルーンなどポリフェノールを多く含む果物がいいといわれていますね。デトックスだとやはり食物繊維は大きな要ですからセロリなど繊維の多い野菜を積極的に摂るといいということでしょうか?

稲川:いいと思いますね。また特に男性はそれらに加えてアスパラギン酸が豊富なアスパラガスなどもいいですよ。あとはアルギニン酸を多く含む貝類や乳製品、大豆製品ですね。

myfood:意外と身近な食材でアンチエイジング生活って実践できるものなんですね。ところで先生は数多くのサプリメントなども開発されていらっしゃいますがそれらの材料にアメリカ産のものを使われていると伺ったのですが?

稲川:はい、使っています。例えばシカゴからはフラックスオイルを入れていますし、ハワイからはアスタキサンチンを入れています。他にもいくつかありますよ。

myfood:わぁ、そうなんですね。しかし原材料のマーケットは日本国内にも数多くの商品がありますし、他の国にもいいものがあると思うのですが、その中でなぜアメリカ産のものを使われているのですか?

稲川:こういう言い方をこのサイトでしていいのかわかりませんが(笑)、敢えてアメリカ産のものを選ぼうということではなく、いいものを探していた中でたどり着いた商品に多くアメリカ産があったという感じなんです。

myfood:そうなんですね。そう伺うとmyfoodとしては凄くうれしいです。ところでアメリカからの食材にはアンチエイジング効果が期待できるものが数多くあるのですが、読者のみなさんに効果的な摂取法などアドバイスをいただけますか?

IMG:クローズアップインタビューVol.7 アメリカは医療も食材もアンチエイジング先進国!

稲川:日本ってまだまだ癌になられる方が多いですよね?実はアメリカではここ数年で癌の患者さんの数が低下の傾向にあります。さまざまな要因が考えられる中、積極的に抗酸化力のあるものを食べるように指導したことも理由の一つだと考えられるんですね。いわゆるファイトケミカルを含んだ食材を積極的に食べるということです。そう考えた時に御サイトでもご紹介されているブロッコリー、ロメインレタス、果物というのはぜひ積極的に食べていただきたい食材です。またオメガ3を含んだ魚介類、例えばたらや鮭もいいですね。更には食材の栄養価をなるべく最大限に摂取できるようにシンプルクッキング、ローフードといった調理の工夫も大切だと思いますよ。

myfood:なるほど、ありがとうございます。最後に先生は男性のアンチエイジングについてのご著書も出されていらっしゃいますが、今月は父の日もありましたし男性のアンチエイジングアドバイスをいただけますか?

稲川:これは男性だけに限ったことではないのですが世の中、男性と女性が一緒に生活しているわけで、また寿命の延びている中、なるべく心身ともに元気でいつまでの若々しく、積極的に行動的に過ごしたいものですよね。そういった意味で健康というのはとても大切なKWになってくるわけです。そして最初にもお話しましたがそういったことを含めてQOLの充実を図れるように生きていくというのが大切なのではないでしょうか?そういったメンタル的なことも含めて今後もアメリカはアンチエイジング業界をリードしていく立場にある国として注目していきたいと思っていますので、みなさんもぜひ注目されていくのがいいと思いますよ。

myfood:ありがとうございます。本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

稲川:こちらこそ、ありがとうございました。


協力:メディキューブ

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