アメリカ食材辞典...アメリカ食材辞典ではアメリカから日本に輸入されている食材についてそれぞれの詳細情報をご紹介しています。食材は「魚・肉・乳製品」「野菜・果物」「穀物・ナッツ」「その他」のカテゴリーに分類されていますのでそれぞれのカテゴリーボタンをクリックするとそのカテゴリーに属する食材の名前が見られるようになっています。ぜひアメリカ食材辞典を活用してみなさんもアメリカ食材博士になってくださいね!

野菜・果物

いちじく
(Fig)

乾燥した気候のカリフォルニアでは、虫害が最小限に抑えられ、一般的に農薬を使用する必要がありません。木の上で熟し、乾燥して自然に地面に落ちてきたものを収穫します。主な品種に、ナッツのような風味でもっちりとした食感のカリミルナ種、皮が薄くて食べやすく、カリフォルニアだけで収穫されるミッション種があります。

産地カリフォルニア州
成分ナトリウム、カリウム、食物繊維(不溶性・水溶性)、糖分、たんぱく質、ビタミンA・C、カルシウム、鉄分、リン
効果整腸作用、抗酸化作用、骨形成作用
料理のコツカリフォルニア・フィッグは、それ自体がスナックとして最高ですが、その非常にユニークな味と食感は、どのような食事にも活かせます。フィッグを焼き菓子やお料理に使う際は、茎の部分を切り取り、スライス、ダイスカット、みじん切り、ペースト状にしてください。フィッグがくっつくのを避けるため、ナイフの刃を時々熱湯につけてください。
旬ミッション・フィッグの最初の収穫は、平年で6月初〜中旬に始まり、約2週間続きます。ミッションフィッグの2回目の収穫は、カリミルナ・フィッグ、カドタ・フィッグなど他のフィッグと同様、7月中旬まで続きます。茶色のターキー・フィッグは、5月広範から12月まで収穫できます。
関連商品フィッグ・ペースト
協会カリフォルニアフィッグ協会
備考フィッグは恐らく人間によってドライ加工され、保存された最初の果物の一つでしょ う。エデンの園にはフィッグの木が一本あり、実際、フィッグは聖書の中でもっとも 言及されている果物なのです。フィッグが初めてカリフォルニアに持ち込まれたのは、1759年にスペインの伝道師がフィッグをサンディエゴミッションで栽培したことによるものでした。そしてフィッグの木は次々と伝道団(ミッション)に受け継がれながら、カリフォルニア州沿いに北上しました。カリフォルニア州の黒い主要品種であるフィッグ、ミッションフィッグはこの歴史から名前が付きました。人気のカリミルナ種フィッグは、金色がかった茶色で、1882年にトルコからカリフォルニアのサンホアキン・バレーに持ち込まれたスミルナ種で、新しい母国を称えてカリミルナ種と改名されたものです。

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