Home> 特集記事> myfood アメリカの旅 2009.02

myfoodアメリカの旅

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IMG:ロサンゼルス

2月のロサンゼルスといえばやはり世界中の映画ファンが心待ちにしているアカデミー賞。今年は日本からのノミネートされた作品もあり、日本人にとってもより身近な映画の祭典に。このアカデミー賞が開催される会場はコダックシアター。毎年、ハリウッドセレブが色とりどりのドレスと豪華なジュエリーと共にレッドカーペットに登場するあの場所です。また200名以上の名優の手形や足形で有名なグローマンズ・チャイニーズシアターもハリウッドの顔です。ロスやハリウッドが舞台となった映画やドラマに必ず一度は映るといって過言ではない世界一有名な映画館だと云われています。更にロサンゼルスはアカデミー賞の発表が行われるビバリー・ヒルトン・ホテルやアフターパーティの行われるビバリーヒルズホテルなど豪華で素晴らしいホテルもたくさんあり、またハリウッドといえば山の傾斜にある「HOLLYWOOD」の文字が見えるハリウッドサインも有名ですね。このハリウッドサイン、映画関係で作られたものかと思いきや、元々は不動産屋さんの広告だったってご存知ですか?現在ではハリウッドの商工会議所が譲り受けロスの史跡に指定されています。

映画といえば日本人とカリフォルニア農業に関する歴史を描いた作品があります。現在ではカリフォルニアの代表的な農作物の一つでもあるいちご栽培について作家の石川好が自らの体験を著した「ストロベリーロード」がそれ。原作は大宅壮一ノンフィクション大賞も受賞したこの作品は著者が18歳の当時、カリフォルニアに渡り、長兄の働くいちご農園で経験したさまざまな体験が描かれています。いちごに限らずカリフォルニアの農業発展には日系人の貢献が多くあります。現在のカリフォルニア州農務長官も日系の農家出身です。時にはそんな歴史に思いをはせる旅もいかがでしょうか?そういった意味では歴史的な背景を持つリトルトーキョーという日本人街も日本人にとっては忘れないでもらいた場所。リトルトーキョーは最近では日系人よりも中国、韓国系の住民の方が多くなったといわれていますが「全米日系人博物館」があり、膨大な数の資料が所蔵されています。日本からアメリカに渡った日系人の歴史がどんなものだったのかという足跡をたどる旅というのも時にはいいかもしれませんね。

食文化の面でもロサンゼルス(カリフォルニア)と日本の間の関係は深く、アメリカ在住の日本人の食卓には欠かせないカリフォルニア米をはじめ、今では世界中で食べられるようになったお寿司のカリフォルニアロールも日本とカリフォルニアの合作。最近では日系2世の男性が今川焼をロスに輸入して「Ima」と呼ばれて大人気とか。「Ima」は某お騒がせセレブのお好みということでも話題になっていますが、ロスで味わう今川焼は日本で食べるのとは一味違った味がするかもしれません。また世界的にも評価の高いカリフォルニア・クイジーヌもぜひ堪能してもらいところ。アカデミー賞パーティシェフとして日本にも支店のあるウルフギャング・パックのスパゴをはじめロサンゼルスには数多くの素晴らしいレストランがありますし、ちょっと足を延ばせばオーガニック料理の第一人者であるアリス・ウォータースのお店である「シェ・パニース」があります。彼女は「スローフード」「オーガニック食材」「地産地消」など日本でも今日声を上げて提唱されている「食育の教え」をいち早く提案したことでも有名な料理人。世界中から彼女の料理を食べに数多くの人が訪れると云われています。彼女の魅力は和訳もされている「シェ・パニースのキッチン―カリフォルニア・オーガニックレストラン」でも紹介されています。

映画をきっかけにするもよし、カリフォルニアの美味しい食をきっかけにするもよし、ぜひこれを機会にロサンゼルスを訪れてみてください。


写真提供:ヌーヴェル・ヴィジョン、ロサンゼルス観光局 (順不同)

IMG:ロサンゼルス

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