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チーズの楽しさがいっぱい、「チーズフェスタ2019」開催!



世界の国から、とろける美味しさをお届けします

「チーズフェスタ2019」会場風景11月11日はチーズの日。今年も11月11日から12日まで、東京・恵比寿のEBIS303にてチーズファンの皆さんに贈る感謝祭、「チーズフェスタ2019」が開催されました。

なんとも愉快なテーマソングが流れる会場内には、世界中の国旗がずらり。この日のために世界中から集められた約250種類のチーズたちが、ファンの来訪を待っています。あれもこれもと楽しく出展ブースをめぐるなか、myfood.jp編集部が今回、ひときわ注目したのが「アメリカンチーズ」。

「チーズフェスタ2019」会場に並ぶチーズ 実は現在のアメリカは、世界最大のチーズ生産国。さらには、世界屈指のチーズ輸出国でもあるのです。こうして世界に愛されるアメリカンチーズを、日本のわたしたちらしく楽しむコツを、伺ってまいりましたので、ぜひご紹介していきたいと思います。




世界が認めた最高峰、アメリカンチーズ

さる11月11日、まさにチーズの日の当日。大ステージにおいて、「アメリカ産チーズステージイベント」が開催されました。
開会に先だち挨拶に立つのが、アメリカ乳製品輸出協会・駐日代表ジェフリー・マクニール氏。アメリカ乳製品輸出協会・駐日代表ジェフリー・マクニール氏「アメリカは世界で最大の生乳・チーズの生産国。年間製造量は600万トンを計上します。過去10年の製造量の伸び方は、110万トンを超えるのです」と説明がなされると、その数字の大きさに場内はどよめきます。さらには「本年、世界最大級の国際チーズコンテスト『ワールド・チーズ・アワード』において、アメリカ産ブルーチーズが最高得点を獲得、みごと世界の最高峰に選ばれたのです」との報告がもたらされ、場内はわっという驚きと、暖かな拍手であふれました。


育ちざかりにチーズは完璧!
サッカー元日本代表・中澤佑二さんの「流儀」

トークショー見る、知る、食べるの本イベント、続いてはゲストを招いてのトークショーです。今年度は元サッカー日本代表DFであり、現在はラクロス指導に尽力される中澤佑二さんがご登壇です。

「僕はなんにでもチーズを掛けちゃうんですよ。カレーにチーズ、絶対ですよね(笑)」という親密なひと言が、会場中を笑顔にします。大きくうなずき、「それならば、まさにアメリカンチーズこそ、なんにでも合わせられるフレンドリーなチーズなんですよ」と話を楽しく進めていくのが、トークホストのNPO法人チーズプロフェッショナル協会・名誉会長、村山重信さん。

"アスリートならではのチーズとの向き合い方"に話がおよぶと、「特に海外に出る選手はチーズの知識も深く、よく知っていますね」と中澤さん。「とりわけ海外選手たちのケガの少なさは、摂取する乳製品について詳しいおかげかもしれませんね」と語られると、村山さんも「チーズは吸収されやすいカルシウム。アスリートにも、育ち盛りにもおすすめです」と太鼓判。

サッカー選手としての現役を退かれたあとも、栄養食として、そして"美味"としてのチーズに興味しんしんの中澤さん。その注目を受けとめた村山さんは、三種類のアメリカンチーズを「フレンドリー」というキーワードを織り交ぜながらご紹介くださいました。
ペッパージャックは穏やかな辛さ。コルビージャックは柔らかく、溶かしてもマーブル模様が消えず見映えも花丸。モントレージャックは綺麗な糸を長く引くので、フォンデュならずとも美味しく楽しく食せます、とのことでした。

料理家の本田よう一さん ここでトークショーにもうひと方、料理家の本田よう一さんがご登壇。紹介された三種のアメリカンチーズを使用した、まさに、お口に美味しさに、作りやすさに「フレンドリー」な、アメリカンチーズらしさを凝縮したオリジナルレシピをライブで調理。

「シュウマイといえば横浜(マリノス)時代を思い出します。ラクロスの教え子たちにも、栄養抜群でしょうね」と中澤さんからもお墨付き。登壇者と会場の皆さんがふわっととろけるような試食会のあとは、大団円のお開きとなりました。










アメリカンチーズは「日本人好み」!

ほっこり美味しいトークショーを過ごしてから、myfood.jp編集部は、本展に関わる、アメリカ乳製品輸出協会・シニアマーケティングマネージャーの古山博さんにお話を伺いました。

Q. 日本人にとって、アメリカンチーズの良さってなんですか?

A. 「食べやすさ」と「調理しやすさ」ですね。アメリカンチーズは、ヨーロッパ製のチーズのようなクセが立たないので、そのまま頂く味わいが日本人好みでもあります。また、和洋中、さまざまなアレンジを可能とする、調理しやすさ、使い心地のよさも魅力なんです。


Q. これからは、日本のどんなシーンにぴったりしていくと思いますか?

A. 調理のしやすいアメリカンチーズは現在のところ、レストランを含む業務用としての流通が多くのシェアとなっています。これからの未来は、その食べやすさという特性に光をあてて、テーブルチーズ(食卓用チーズ)でのシェアも広げていきたいですね。



温めてからのとろける美味しさ、そのままいただく風味と舌ざわり、栄養満点の食材からは、カルシウムの摂取だってシンプル簡単――。世界の乳製品の歴史とともに歩んできたチーズの道のりの「現在」を、世界の味とともに一望できる、そんな魅力的な二日間、なのでした。












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