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ハッピー・インディペンデンス・デイ!



「人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ」
                     ニール・アームストロング船長

有名な一言を残した、アポロ11号の乗組員たちが月面着陸を果たしてから50周年。
2019年7月18日、初夏の夕暮れ。東京・アメリカ大使公邸にて、「宇宙探査の50年」をテーマとする独立記念日レセプションが、荘厳に開催されました。

会場内に展示された宇宙関連模型会場となる公邸のゲートをくぐり抜ければ、宇宙への夢をかきたてる展示の数々。祝祭を彩るフードブースの合間に、リアルな宇宙服や宇宙探査船の模型が設置されており、ゲストの好奇心を呼び覚まします。

邸内に足を運ぶと、在米の航空会社らが展開する、ロケットや星々の映像が目を惹きます。アポロ11号から50年。宇宙開発の「これから」を語る広報担当者らの言葉に、足を止めるゲストも多数。空の向こうに広がるロマンが、多くの人々を魅了するようでした。

こうして公邸内がにぎやかに活気づくころ、中庭のテントにてセレモニーが始まります。

元宇宙飛行士の毛利衛氏によるスピーチゲストシンガーAISHAさんによるアメリカ国家独唱、高橋あず美さんによる日本国家独唱が、それぞれ力強く、さわやかな拍手を呼び起こします。また、レセプションテーマにちなんだゲストスピーカーとして元宇宙飛行士の毛利衛氏がご登壇。英語と日本語を用いるそのスピーチは、未来に向かうすべての人びとの熱情を、やさしく後押しするようでした。


ゲストが壮大な夢に余韻をいただいたなか、日本からは河野太郎外務大臣のスピーチが、そしてウィリアム・F・ハガティ駐日米国大使のスピーチが、日米の友好を祝して行われました。

乾杯! 場内があたたかな拍手で満ちるおり、新たなゲストがステージ上に呼び込まれます。「スペシャルゲストをお呼びしました。DA BUMP!」 驚きとともに、湧きあがる華やかな歓声。艶やかな照明、軽快なダンスビートに切り替わったステージの上、日本で人気を博すボーイズグループが大ヒット曲『U.S.A』を熱演。ゲストの多くが「びっくり!」と笑顔を交わす、素敵なサプライズとなりました。



さて、楽しい気分をいただいたあとは、ぺこぺこお腹を満たしましょう。 レセプションをいろどる趣向いっぱいのフードやドリンクのなかから、myfood.jp編集部は以下の2品に注目をしました。

myfood.jpの注目フード!


Bubby'sのスライダー

Bubby'sのスライダー「スライダー」とは、ミニサイズのハンバーガーのこと。噛めばジューシー、ぎっしりごろごろ充実のパテは、アメリカ産の原材料を使用。歯ごたえとほどける柔らかさを両立させたその食味は、100%ビーフを6ミリメッシュの2度挽きとして拵えることがポイントだそう。トマト、チーズ、オニオンといった王道フィリングを中に、ほのかに甘みを残したバンズが調和をもたらしています。
本レセプションではゲートすぐという好立地もあり、あっという間に大行列の人気ブースに。「もう一個並ぼうかな、美味しいよ!」どこかからか、そんなゲストの声も。今回は試食が叶いませんでしたが、キッチンお手製のアップルパイも、目玉なのだそう。
日本では、アークヒルズ(六本木)、ランドマークタワー(横浜)、八重洲地下街(東京)などに店舗を構えています。



ディーエフシー・フーズのNYチーズケーキ

クラスト敷きの三角型(NYチーズケーキ)はイリノイ州製クリームチーズを総量のうち50 - 60%使用、低温でじっくり焼成するのがNYチーズケーキの秘訣。こうした製法にも忠実な、二種のケーキがレセプションにお目見えしました。
クラスト敷きの三角型(NYチーズケーキ)はイリノイ州製。厳しい寒さを耐えるアメリカ中西部〜以東ならではの特徴でしょうか、輪郭のある塩味が持ち味。古くからのアメリカらしい味わいといえば、こちら。

クラストの無い丸型(NYスタイルベビーチーズケーキ)はカリフォルニア州製。こちら形状の歴史は実に新しく、およそ25年ほど前からアメリカ市場に現れたというニューウェーブ。濃密な食べごたえのなかにレモンの酸味が冴えクラストの無い丸型(NYスタイルベビーチーズケーキ)はカリフォルニア州製る、日本好みの味とも言えそうです。
都内における小売展開としては、ナショナル麻布(広尾)、日進ワールドデリカテッセン(麻布)の各冷凍品コーナーがあります。








カラフル・アメリカ!

さて今回ご紹介したフード以外にも、レセプションにはアメリカらしい多様性を体現する、カラフルな品々がたくさん。

ウルフギャング・パックからは、アカデミー賞授賞式でも振る舞われるスモークドサーモンピザが。TACORICOのブリトーは、アメリカンポークやライスをぎっしり詰めた、テクスメクスの雰囲気を伝えるボリューム感。ヒルトンホテル&リゾーツは、ロケットを模したカップケーキをうず高く積み、ユナイテッド航空は星条旗柄の大きなケーキで祝祭をあらわします。

スモークドサーモン(左上)、ブリトー(右上)、ロケットを模したカップケーキ(左下)。星条旗柄のケーキ(右下)ドリンクブースに目を移しますと、お酒部門ではバーボンの提供が盛況。日本でもおなじみのジャック・ダニエル、フォアローゼスなどがパーティ気分を盛り上げたのみならず、シルキーな味わいも芳醇な、ウィスキーのカンザスにも注目が集まっていました。ワイン、ビールの提供も生産各地らしさをふんだんにアピール。お祝いにいらしたゲストたちも、レセプション会場をぐるりと回れば、広きアメリカを一周できる心地ができたことでしょう。


ドリンク色とりどりの味めぐり、そして知的好奇心をときめかせてくれる経験の数々。星々をつなぐ探査船のような冒険を経て、本年の独立記念日レセプションは、「2019年宇宙の旅」とも呼べるような懐のふかさで大団円となりました。ハッピーバースデー、アメリカ!










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