Home> 特集記事> 季節のイベント 2018.08_02
242回目のアメリカの誕生日を食と音楽で祝いました

星条旗をモチーフにした独立記念日を祝うケーキ7月4日の「アメリカ独立記念日」に先立ち、6月27日に日本の米国大使公邸にて記念日のレセプションが開催されました。大使公邸には、各国の大使や各界の著名人など多くのゲストが招待され、アメリカの242回目の誕生日を祝いました。

セレモニーでは、日本政府を代表して上川陽子法務大臣が挨拶。
「日本の近代化に果たしたアメリカの役割は極めて大きく、日米両国は、民主主義、基本的人権の尊重、法の支配という基本的価値を共有しつつ、同盟関係を強化してきました。ハガティ在日米国大使には日米の親交にご尽力いただいており、感謝申し上げます。独立記念の素晴らしい日に、先人から受け継いだ歴史の重みを思い起こすとともに、米国と日本との固い友情とますますの発展を祈念して、ご挨拶とさせていただきます」

ステージ上でのモータウンサウンド続いて、ウィリアム・F・ハガティ駐日米国大使が挨拶ともに乾杯の音頭を取りました。
「242年前、すべての者のための自由と正義を希求し、同じ価値観によって結び付いた一握りのアメリカ人が、現状を変えるべく、そしてより思想的な連邦を樹立せんと結束いたしました。この時、建国の人たちは身を挺して大いなる勇気を示しました。彼らの勇気と先見性を本日この場所から祝いたいと思います。今年の祝賀会のテーマは、アメリカの誇る音楽を生んだ都市を祝うというものです。すばらしい音楽の発送地であり、世界中の観光客を今なお楽しませ続けています。我が国の最も親密な皆様方とともにこの良き日を分かち合えることに喜びを感じています。この日を祝い、両国の友情に、乾杯」

カントリーミュージックハガティ駐日米国大使の挨拶の中にあったように、今年のレセプションは、ブロードウェー・ミュージカルのニューヨーク、カントリーミュージックのナッシュビル、ジャズのニューオーリンズ、モータウンサウンドのデトロイト、ブルースのシカゴの5都市にスポットライトを当てた構成になっていました。この5都市は、ミュージシャンや音楽ファンを魅力してきただけでなく、アメリカの起業家精神、独創性、多様性の象徴でもあるとのことです。


音楽とともにレセプションを彩ったアメリカの「食」

ブルースメインステージで奏でられる各音楽とともにレセプションを彩ったのが、アメリカの「食」です。ゲストは、アメリカの豊かな食材や独創的な料理、お酒を思い思いに楽しみながら、語らい、アメリカの独立記念を祝っていました。

myfood.jp編集部が注目したアメリカの「食」をピックアップして紹介します。 まず、メインステージ近くで見つけたのは、シアトルの老舗クラフトビール醸造所THE PICKE BREWING CO. (パイクブリューイング)のビールです。今夏ごろオープン予定となっている中部国際空港セントレア複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」内に、日本初上陸のビアレストランをオープンさせるとあって注目が集まっています。同ビアレストランでは、今回のレセプションで振舞われた名古屋のために作ったビールとともに、魚料理や肉料理などシアトル本場の料理が楽しめるとのこと。「FLIGHT OF DREAMS」には、パイクブリューイングのビールを購入できる物販店舗もできるそうです。


ノースカロライナのターキーを使った日本一の手羽先

七面鳥の手羽先上質なアメリカ食材を使っている「和食麺処サガミ」は、アメリカ独立記念日のレセプションの常連です。例年のアメリカ産の蕎麦粉で打った蕎麦に加えて、今年は昨年名古屋で開催された「手羽先サミット 2017」でグランプリを受賞した「七面鳥の手羽先」を提供していました。アメリカのノースカロライナ州で飼育されたターキー「プレステージブランド」のビックサイズの手羽先を、柔らかく煮込んだ逸品で、昨年6月に販売するもすぐに完売。今回のために特別にとっておいたそうです。ターキーの上質な脂の甘みとしっとりとした肉質が、とてもおいしかったです。

スライダーアメリカ南部のケイジャン料理を味わえたのが、南麻布に店舗を構える「SOUL FOOD HOUSE」のブースです。提供していたのは、お店でも人気だというスライダー(アメリカではポピュラーなミニサイズのハンバーガー)。オーナーのデビット・ウィティカさんの家庭のレシピで煮込まれた豚肉と鶏肉を、丁寧に手でほぐした具が挟まれていて、やさしい香辛料の香りが肉のうま味を引き立てている、心温かな料理でした。

ワイン他にも「炭焼 鳥佳」の臭みが少なく肉質が柔らかなアメリカ産の鴨の焼き鳥、「MLB cafe TOKYO」の赤身のうま味が濃厚なアメリカ産アンガス牛のローストビーフなど、アメリカの「食」が集結。さらに、館内では、一室の壁周囲をぐるりとアメリカのワイナリーが囲み、こだわりのワインを供し、米国大使公邸のシェフによる豪華なパーティー料理がテーブルを飾りました。アメリカの「食」を満喫し、主賓、多くゲストとともに過ごし、アメリカと日本の友情をさらに深めた一夜になりました。









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食と音楽で祝いました