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今後スーパーを彩り、グルメトレンドの出発点となる最新のアメリカ食材が上陸! 第52回スーパーマーケット・トレードショー2018



スーパーマーケットを中心とする流通業界の最新情報やトレンドが発信される一大イベント「第52回スーパーマーケット・トレードショー2018」が、2月14日~16日に幕張メッセで開催されました。1500社を超える企業および大手卸、商社などが出展する中、USAパビリオンには、アメリカの魅力的な食材が18社のブースいっぱいに並び、訪れた日本のバイヤーや中食・外食業界の人々に魅力をアピールしました。
myfood編集部のアメリカパビリオン体験レポートをお届けします!


直径1cmのちっちゃなトマトに女性バイヤーもテンションアップ !?

MINI GRAPE TOMATOES近年、大手コンビニエンスストアなどでも見かけるようになった新鮮な野菜や果物。中でも、小分けにしたカット果物は、ランチに弁当を持ってきた女性がもう一品買い足すなど、人気が高まっているようですが、その用途にピッタリなトマトをWindset Farmsブースで発見しました。
そのトマトは「MINI GRAPE TOMATOES」で、サイズはなんと直径1cmほど。指でつまんで、口の中にひょいと入れられるのが魅力です。丸ごと口の中に入れられるので、噛んだ時に口に中にトマトのジューシーな旨味が広がります。手が汚れないのも良いですね。パッケージもオシャレで、女性バイヤーからは「かわいい」の声が上がっていました。
チェリートマトの「CAMEO」や数種類の品種を1パッケージにした「SYMPHONY」Windset Farmsは、アメリカを中心に720エーカーのグラスハウス(温室ハウス)を持つ北米最大級の生産者です。トマト、キュウリ、パプリカ、レタス、イチゴなどをブラスハウス内で水耕栽培し、年間を通して美味しく栄養価の高い食品を提供しています(日本への輸出はトマトのみ)。今回、チェリートマトの「CAMEO」や数種類の品種を1パッケージにした「SYMPHONY」なども出品。代表の方が音楽好きということもあり、音楽に由来した商品名が付けられているとのことです。


オレンジと一括りしていてはもったいない。アメリカの柑橘果物の豊富さ

Sunkistのブースブースを回っていると、柑橘系の香りが鼻へ抜けました。アメリカの果物として日本でも馴染みが深いSunkistのブースです。ブース内にはオレンジが山積みに置かれ、壁一面にもオレンジがレイアウトされていました。オレンジと一括りで言ってしまいましたが、Sunkistでは現在、オレンジ類、レモン類、ライム類、グレープフルーツ類、タンジェリン・タンジェロ類、マンダリン類を手掛けており、品種の種類は40種以上。日本にも常時10種類前後が入ってきています。
サンキスト デライトタンジェリン・タンジェロ類とマンダリン種は、馴染みがないように思うかもしれませんが、実は日本人にとって馴染みやすい品種です。ブースでは、マンダリン品種のサンキスト デライトという品種を味見させていただきました。甘味がしっかりとしていて香りも豊かでおいしかったです。皮が薄く、ミカンのように手で皮をむいて袋ごと食べることができるので、スーパーマーケットなどで見かけたら、ぜひ一度試してみてください。


酸味が少なく味がまろやか。実がしっかりしているアメリカ産オリーブ

アメリカ・カリフォルニア産のオリーブお酒が好きな人にピッタリな食材もたくさんありました。お酒のつまみとして、そしてお酒に合う料理の材料であるオリーブも、アメリカから届いていました。近年の日本におけるスペイン料理ブームによってオリーブはスペイン産のイメージが強いかもしれませんが、アメリカ・カリフォルニア産のオリーブも上質です。
アメリカのオリーブというと、これまでS=Oのマークの讃陽食品工業が手掛けているものが中心でしたが、今回は新たにMUSCO FAMILYブランドが日本上陸! MUSCO FAMILYブランドのカリフォルニア・オリーブMUSCO FAMILYは、アメリカではテーブルオリーブのリーディングカンパニーであり、うっすらとした塩味で酸味が少なく味がまろやかで、そのまま食べてもとてもおいしいオリーブです。また、実がしっかりしているので、スライスなどカットしやすく、煮くずれしにくいので、調理好きな人にもおすすめです。
ブースの方のお話では、あのアメリカ生まれの大型会員制の倉庫店のピザに乗っているのもアメリカ・カリフォルニア産のオリーブとのこと。知らず知らずの間に食べているかもしれませんね。


アメリカで大人から子どもまで大好きなヨーグルト味プレッツェル

MUSCO FAMILYブランドのカリフォルニア・オリーブ次に向かったのは、日本でもドライフルーツやナッツの生産者として有名なCibo Vita。今回は、日本に向けてプレッツェルを強くアピール。トランス脂肪酸、人工着色料、防腐剤、フレーバー、添加物を含まず製造されたプレッツェルは、カリっとした食感と小麦の香りが後を引くおいしさ! 味は、ミルクチョコレート、ヨーグルト、トフィー(ナッツ入り)、ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリー、ダークチョコレート、ライムの8種類。このなかで最初に出したのは、何だと思いますか? 最初はチョコレートとかではなく、ヨーグルトのようです。意外ではないですか? このヨーグルト味が、アメリカでは最も人気があるそうです。
ほかには、ナチュラルビネガーも出品していました。6カ月発酵させるなど製造のこだわりについても、熱く伝えていました。


USAパビリオンには、ほかにも魅力的な食が満載。カリフォルニアミルク協会のブースで味見したトリュフ入りチーズや日本市場ではまだ出回っていないグレンオークス牧場の濃厚な飲むヨーグルト、ディ・ステファノの防腐剤や添加物を一切使っていないブッラータやリコッタチーズなどのバラエティ豊かな乳製品に出合い。アメリカ家禽鶏卵輸出協会ブースでは、アメリカ産のターキーやダックを味わい、その臭みのないうま味と肉のやわらかさに驚嘆。145年前からの製法を守り、世界のトップ・ショコラティエが指名するギタードのチョコレートのブースでは、魅力とこだわり、歴史を熱心に語っていただき、鋭い味覚に応え続ける生産者の真摯な姿勢を垣間見るなど、アメリカの食の懐の深さを感じた一日となりました。










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