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プルーンが、来たる超高齢化社会の救世主となる!? 最注目のアンチエイジング効果とは?



カリフォルニアのプルーン、チキンのシチュー(プルーンを使用した料理イメージ) 自然な甘さと独特の風味、そして食感も魅力的なプルーン。脂質分・コレステロールがゼロで手軽にエネルギーが摂取できるため、食間や運動前後などにそのまま食べている方も多いと思います。また、食材としても魅力的で、デザートやパンにトッピングされていたり、ピューレにして肉料理などのソースにされていたり、外食時に口にすることも多くなりました。



プラムのなった木(イメージ) ところで、プルーンについて、どのくらいご存知ですか?
 プルーンは、種がついたまま、発酵させずに乾燥させたプラム(スモモ)のことを指します。一大産地はカリフォルニアで、そこでは南フランスを原産地としたダジャン種のプルーン・プラムが、肥沃な土地と穏やかな気候、豊かな太陽の下で育てられています。なんと、その生産量はアメリカ全生産量の99%、世界の生産量の41%にもなるそうです。 8月半ばごろから、完熟したプルーン・プライムが収穫され、18~24時間の熱風乾燥を経て、私たちが食べているプルーンが出来上がっているのです。


 熱風乾燥によって、おいしさがギュッと凝縮したプルーン、栄養面では、日本では「鉄分が豊富で貧血にいい」というイメージが強いようですが、世界ではアンチエイジング食材として、注目されています。
プルーンの注目すべきアンチエイジング効果は、以下などがあげられます。
・血圧の上昇を抑えるとともに、デトックス効果も期待できる(水溶性食物繊維)
・腸内環境を整え、便質を改善する(不溶性食物繊維)
・健康な肌を保ち、細胞の老化を防ぐ(ビタミン類)
・骨や歯をつくるとともに、循環器などの機能を調整する(ミネラル類)
・悪玉コレステロールの発生を抑え、血管を強くし老化を抑える(抗酸化物質)
※( )内は作用する栄養素

上にあげたのは効果の一部ですが、アンチエイジング食材として、かなり魅力的ですよね。


女性と骨のイメージ(合成画像イメージ) さらに今、プルーンがもたらす健康効果の中で注目を浴びているのが「骨量減少防止効果」です。カリフォルニアプルーン協会によると今年1月には、ナッツとドライフルーツの健康効果などを評議している「国際ナッツ・ドライフルーツ評議会(INC)」が、この効果を証明する研究データのことを発表しています。同評議会のニュースリリースによると、骨量が減少した閉経後の高齢女性の全身の骨密度(BMD)の減少を抑える可能性について実験したところ、プルーンを摂取したいずれのグループの女性も、対照群の女性と比較して、全身の骨密度の減少が抑制されたということが、研究データによって明らかになったとのことです。

 今回は、女性が対象でしたが、抗酸化物質を豊富に含んだフルーツの摂取が、骨の健康によい影響があることや、プルーンの摂取が、骨粗しょう症と全身の骨密度(BMD)低下防止に効果があることは、ほかの動物実験や臨床試験で証明されています。

 プルーンは、少子高齢化が進むなか、健康な長寿社会を目指すためのアンチエイジング食材として、ますます注目です。











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