Home> 特集記事> 季節のイベント 2016.08_02

「USDAファーマーズマーケット」訪問レポート



 ファーマーズマーケットって聞いたことありますか? 最近は日本でも各地で「マルシェ」とか「朝市」といった名称で定期または不定期で規模はまちまちですが行われていますよね。大規模なところでは「道の駅」でしょうか。

 アメリカでは、カリフォルニアの広々とした農場の一角で行われている場合もありますし、ニューヨークの街中の広場が隔週で週末にファーマーズマーケットに早変わり!なんてことも。これらは、日本人の観光客の間でも有名になってきました。また、作り手の農家の人と直接話ができて、フレッシュな食材を実際に手にとって選べる点に魅力を感じた、その土地の有名レストランのシェフのもなかにはファーマーズマーケットを利用しているとか。

ブースでの販売風景 そんなファーマーズマーケットがワシントンDCの官庁街のど真ん中にも出没するんです。アメリカ農務省(USDA)敷地内で5月から10月の間の毎週金曜日午前9時から午後2時に行われています。名づけて「USDAファーマーズマーケット」。5月20日に訪れるチャンスがありましたのでレポートします。

 普段はパーキングのような場所ですが、この日ばかりは大きなバナーが掲げられ「USDA FARMAERS MARKET」のロゴと文字入りのテントがいくつも並んでいます。

 農家から直送の野菜、果物、花、スパイス、スナック、ペットフード、サンドイッチ、ピザ、ケーキ、ソーセージ、石鹸などなど、生産者が自慢の商品を並べてお客様たちと話をしながら売っています。オーガニックの商品や、地元の農家の少量生産の手作り品など、どれも持ち帰れるものなら全部欲しくなるようなものばかり。
販売されてる品々


デモンストレーションブース お昼ごろになるとランチに訪れる人たちでかなりの混雑。サンドイッチ屋さんやピザ屋さん、ソーセージ屋さんでは長い列ができていました。また、マーケットの一角にはデモンストレーションブースが設営されていて、この時は野菜のスムージーの作り方を実演していました。ヘルシーな食事に気をつけている人の多い最近のアメリカ。5月とはいえ炎天下でしたが多くの人たちが熱心に話を聴いていました。



 各ブースの生産者さんたちも「日本から来た」というととてもにこやかにカメラに向かって応えてくれました。皆さんも是非、アメリカに行かれることがあったら、各地でファーマーズマーケットを探してみてください。その土地のフレッシュな味と生産者たちに出会えて、楽しいこと請け合いです。
各ブースの生産者たち










IMG:「USDAファーマーズマーケット」訪問レポート(販売風景)