今年も華々しかった"食の祭典"
アジア最大級の食品・飲料専門展示会FOODEX JAPANが、このたび開催40回目という節目を迎え、合計7万7000人以上の来場者を集める盛況のうちに終了いたしました。一般の方には謎のベールに包まれたイベントかもしれませんが、日本の食のトレンドの「一歩先」を指し示そうとする、そんな熱意にあふれた出展者の数は国内外あわせて約2800社! B to B(企業間商取引)を目指す展示、商談のステージとなりました。会場も幕張メッセの8ホール分を使用、前回のクラフトビール特集でも取り上げた「FOODEX World Beer Festa」をはじめとする、食にまつわるさまざまな催しも同時に行われるビッグ・イベントとなりました。過去最大となる約83カ国・地域の参加がなされた本イベントにおいて、アメリカも大々的にパビリオンを展開。約60の企業や団体が、それぞれのブースから溢れんばかりの情熱をもって各食品、飲料等のPRに努めておられました。
アジア最大級の食品・飲料専門展示会FOODEX JAPANが、このたび開催40回目という節目を迎え、合計7万7000人以上の来場者を集める盛況のうちに終了いたしました。一般の方には謎のベールに包まれたイベントかもしれませんが、日本の食のトレンドの「一歩先」を指し示そうとする、そんな熱意にあふれた出展者の数は国内外あわせて約2800社! B to B(企業間商取引)を目指す展示、商談のステージとなりました。会場も幕張メッセの8ホール分を使用、前回のクラフトビール特集でも取り上げた「FOODEX World Beer Festa」をはじめとする、食にまつわるさまざまな催しも同時に行われるビッグ・イベントとなりました。過去最大となる約83カ国・地域の参加がなされた本イベントにおいて、アメリカも大々的にパビリオンを展開。約60の企業や団体が、それぞれのブースから溢れんばかりの情熱をもって各食品、飲料等のPRに努めておられました。
そんなアメリカ・パビリオンを食べつくそうと、わたしたちmyfood編集部もまる一日、さまざまなブースでお話を伺ってきました。
一歩先の「美味しい」を探して
まずわたしたちが向かったのはBrand USAフードテイスティングブース。毎日日替わりで試食・試飲が行われていて、この日は彩りもさまざまなアメリカ産クラフトビールの試飲。ブリュワリーごとのこだわりの粋を集めたそれぞれには、華やかさを追求したものや、コク、苦みとともにホップ感をまるごと味わえるもの、「お土地柄」を反映したさながらショート・トリップのような逸品までがずらり勢揃い。サーバーさんたちの笑顔と熱意に、日本における今後の展開の明るさも見える心地がいたしました。(>>クラフトビールについての詳細はこちらから)



ビール、食肉以外にももちろん、アメリカ・パビリオンには発見がいっぱい。カリフォルニアの太陽をいっぱいに浴びたざくろを生産加工するテナントは、商品に含まれるポリフェノールと雑味のなさ、二次加工のしやすさをアピール。現在も日本の大手飲料メーカーや高級スーパーと提携しているそうですが、
ますますの日本における盛り上がりを期待したいとのこと。また、4年前に輸入が解禁となったばかりのハワイ産レインボーパパイヤも元気にお目見え。これまで日本におけるパパイヤのシェアはフィリピン産がほとんどであったところ、糖度の高さや大ぶりさなどの強みを活かしてシェアの拡大をはかります。この4~5月にかけて、大手ホテルで開催されるハワイアンフェアにおけるPRにも賭けていると、担当者さんは熱く語っておられました。


またハラール食(イスラム教徒に向けた食品)のブースの盛況ぶりには未来を、ブルーベリーのブースでは「農園結婚式」のPRなどぴりっと効いた茶目っ気を、オーガニック栽培の日本米ブースでは生産者さん本人の熱意を感じることができました。そして展示の大がかりさとパフォーマンスの妙で、バイヤーさんたちの目をひときわ引いていたのが、
ポップコーン製造機のメーカーです。ただいま日本でも大流行中の、高級ポップコーン専門店における90%シェア(!)を誇るとのこと、できたてアツアツにキャラメリゼされたポップコーンの試食には山のような人だかり。興味津々にマシンを眺めるバイヤーさんのなかにはアジア圏の他国からいらしたとおぼしき方々も多数おられ、「日本発・グローバル行き」な製造業の盛り上がりを垣間見た気がします。

見どころ、食べ飲みどころも満点だった、2015年のアメリカ・パビリオン風景を今年も駆け足でお伝えいたしました。ご紹介できた以外のブースでも随所に熱い商談風景が見られましたし、いきいきとしたバイヤーさんの興味をそそるイベントごともさまざまでした。
開催から少しばかり時間が経ちました。FOODEXで起きた無数の出会いが、日本におけるアメリカ食文化の振興に寄与していることを祈りつつ......myfood編集部は今日も新しい「美味しさ」を探していこうと、(おなかをさすりながら)今日も奮い立つのでした。
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