子どもの食卓からバックパッカーの栄養源まで
ヘルシーな栄養をあくまで手軽に摂取したい、という思いは、忙しい現代人に共通する願いかもしれません。食物繊維をたっぷり含み、マグネシウム、カルシウム、カリウムも豊富、しかもコレステロール、脂肪分、ナトリウムすべてゼロの食品があるのだとしたら、それは夢のようなものでしょうか......。夢ではありません。それが「カリフォルニア産フィグ(=いちじく)」。いまから少しだけ、その生まれをたどってみませんか。

甘味のみならず酸味、滋味などさまざまな表情を見せるカリフォルニア産フィグは、どのような土壌に生まれたのでしょうか。
古代オリンピック競技者のトレーニング用食材としても親しまれたフィグは、地中海や中東諸国において多産、豊穣、優美さの象徴ともされています。中世になると兵士たちの闘志を高める食物としても愛用されたことがわかっています。
古代オリンピック競技者のトレーニング用食材としても親しまれたフィグは、地中海や中東諸国において多産、豊穣、優美さの象徴ともされています。中世になると兵士たちの闘志を高める食物としても愛用されたことがわかっています。


Be California FIG Inspired
と、これだけの豊かで楽しい知識を得たのも、わたしたちmyfood編集部が、カリフォルニアフィグ協会の主催するイベントに参加したからです。東京アメリカンクラブのボールルームに甘くムードを作るBGMは、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」。そこに気付いたシェフや輸入関係者、プレスなど座席の一同がにやりとしたところで、会は穏やかにスタートしました。わたしたちは多彩なスピーカーからフィグの歴史をたどり、普及を知り、そしてアメリカ料理界の巨匠シェフ、
ロバート・デル・グランデ氏がオープンキッチンで披露する、フィグを用いた料理の数々を味わいました。カリフォルニア大学でバイオケミストリー学の博士号を修得しつつ、テキサス州ヒューストン市内の"伝説"を長らえるレストランRDG + Bar Annieのオーナー兼エグゼクティヴシェフとなったグランデ氏は、フィグの味わいの秘訣を、盛んに「セイボリー(savory)」と評したことが印象的です。これは日本語に訳すことの難しい感覚なのですが、いうなれば、甘味を排した、複雑で薫り高い旨味、酸味、香味を指すもの。氏の披露したフルコースはタイ風、アジアン風、カリフォルニア風とかるがる国境を越えたものでしたが、それも「セイボリー」でシェフ自身の想像力を幅広く高めさせる食材=フィグが、テーマにあったからなのかもしれません。




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