じっくりコトコト、アメリカの味
さまざまな野菜とともに煮込まれた大ぶりの肉を取り分けて、熱々を頬張りながら食卓を囲む――こうした家庭のシーンを、欧米映画などでご覧になったことはありませんか。あるとするのなら、それは「ポット料理(=Pot Roast)」。オーブンやストーブの熱によって、肉や野菜、豆などをじっくりコトコトと煮込んだ鍋(=ポット)のことを指しています。これ、アメリカではとってもポピュラーな調理法なんです。
さまざまな野菜とともに煮込まれた大ぶりの肉を取り分けて、熱々を頬張りながら食卓を囲む――こうした家庭のシーンを、欧米映画などでご覧になったことはありませんか。あるとするのなら、それは「ポット料理(=Pot Roast)」。オーブンやストーブの熱によって、肉や野菜、豆などをじっくりコトコトと煮込んだ鍋(=ポット)のことを指しています。これ、アメリカではとってもポピュラーな調理法なんです。


シーンに合わせた「お鍋選び」をどうぞ
ポット料理に使う鍋には、現在さまざまな選択肢があります。たとえば近年アウトドア好きな日本人にも興味を持たれているダッチオーブン。これは鍋と蓋がともに金属でできているので、炭火を上からも下からもかけることができる高気密な調理器具となります。アメリカの西部開拓時代からの歴史を持ち、調理のバリエーションもシンプルかつ豪快なものが多いです。

また、家庭内の日常でさらりと使われるのは、陶器製や金属製の大ぶり鍋。熱したオーブンやストーブ、ガスを使って、のんびりコトコトと煮込みます。

と、ここで少しだけ豆知識。アメリカにおけるスロウ・クッカーには、蓋と鍋をがっちり締める機構がついていることもあるのですが、その理由はというと「持ち運びに便利だから」。ホームパーティ文化、持ち寄り文化の根付いたアメリカでは、大量に作られたポット料理をそのままの形で運搬するシーンが想定されているのですね。
少しばかり手間だけれど、煮込んだスープの味わいと、柔らかく火の通った大ぶり肉の楽しみは、また格別な家庭の時間を作ってくれることでしょう。寒さがゆるんできた昨今とはいえ、まだまだ「熱々な家庭の味」が、わたしたちを魅了してやみません。オーブンで、窯で、ストーブで、ガスで、じっくりとろ火を眺めるもよし。スロウ・クッカーを使いながら、忙しい朝の簡単な仕込みだけをして、夜の出来上がりを楽しみに待つもよし。ポットはいつだって、わたしたちの生活のそばにあります。みなさんも、暖かな笑顔とともに"じっくりコトコト"な味わいの食卓を囲んでみませんか?
【関連ページ】
>>「オススメレシピ:ほかほか鍋とシチューレシピ」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ビーフ」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ポテト」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:セロリ」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ワイン(カリフォルニア)」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ワイン(ワシントン) 」はこちらから
>>「オススメレシピ:ほかほか鍋とシチューレシピ」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ビーフ」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ポテト」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:セロリ」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ワイン(カリフォルニア)」はこちらから
>>「アメリカ食材辞典:ワイン(ワシントン) 」はこちらから
