「ホットワイン」? ..... いいえ、「グリューワイン」です!
日本の寒さもピークとなる1月、そしておごそかな新年がやってきましたね。皆さまも、凍ったコートを脱いだあと、キッチンがほんのりと香り高くなるような、欧米で親しまれる温かなカクテルを愉しまれてみてはいかがでしょうか。
日本の寒さもピークとなる1月、そしておごそかな新年がやってきましたね。皆さまも、凍ったコートを脱いだあと、キッチンがほんのりと香り高くなるような、欧米で親しまれる温かなカクテルを愉しまれてみてはいかがでしょうか。

ワインを最後の一滴まで味わい尽くす、欧米のふるき知恵から
このグリューワインは、起源をさかのぼること紀元前からとも、1世紀からとも言われています。ヨーロッパ諸国で、そのままいただくには旬の過ぎたワイン(主に赤ワイン)に、砂糖やスパイスを足して煮出したものが、厳しい冬の間に愛飲されたことが始まりのようです。今では欧米を彩るマーケットの数々で、気軽に街角でも愉しめる存在になっています。そこでレシピを紐解いてみますと、もととなるワインにもさまざまな味があることから、グリューワインへと仕立てるにはあまたの方法が存在します。なかでもご家庭で気軽にチャレンジできる方法を、お二人のバーテンダーさんに伺いましたので、ご紹介いたしましょう。

カベルネのハウスワインを鍋に満たし、はちみつ、レモン1ピースを投入して軽く煮立てる。ホットマグに注いだのち、シナモンパウダーを振りかけて、できあがり。

すでに果実風味がプラスされているボトルのサングリアを温め、乾燥させたオレンジピール、クローブ、八角、シナモンパウダーを投入する。マグにシナモンスティックを差して、できあがり。
いかがでしょうか。グリューワインには上記のほかにも、ワインに少し冷ましたお湯を足すレシピ、香りづけのハーブにこだわるレシピなど、その日の体調とキッチンの様子によってバリエーションは家庭の数だけあるようです。ワインのポリフェノール摂取はもちろんのこと、レモンやオレンジのビタミンCを愉しんだり、シナモンのコレステロール降下機能を期待しながら......皆さまも健やかな厳冬シーズンを、ほっと一息、笑顔でお過ごしくださいね。
