Home> 特集記事> 季節のイベント 2014.09_02

アメリカ流フルーツ(in)サラダ



 日本でフルーツサラダといえば、まず思い浮かぶのが、サラダーバーや、スーパーの惣菜コーナーでも定番の、パイナップルや旬のフルーツをヨーグルトソースにからめたサラダかもしれません。

 一方、アメリカでフルーツを使ったサラダといえば、日本のようなデザート風サラダだけでなく、フルーツを(野菜と同じように)材料のひとつとして使ったサラダもよくみかけます。(フルーツサラダというよりは、フルーツ・イン・サラダというイメージですね)。

 アメリカの料理本や料理サイトをみていると、オレンジやグレープフルーツなどのかんきつ類、ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリーなどのベリー類のフルーツと、グリーンとの色のコントラストが鮮やかなサラダが満載です。それらのサラダの魅力は、華やかさだけではありません。料理に、さまざまな色の材料を使えば、結果的に栄養バランスもいいと言われるとおり、栄養面からもプラス。フルーツの多くは、ビタミンやミネラル、繊維のほか、抗酸化物質を多く含んでいるからです。

 こんな話をすると、「でも(甘い)フルーツはサラダに合わないでしょう~」「フルーツにドレッシング、合わないでしょう~」、というご意見をよくいただきます。でも、そこには意外な美味しさが! ドレッシングや他の材料の組み合わせ次第で、フルーツはふだんは脇役になりがちなサラダを、味も色合いも優れた「ごちろうサラダ」にしてくれます。さらに、フルーツのほのかな甘味や柑橘類の酸味や異なる食感は、ひとつのサラダを2倍楽しませてくれます。

 先日の「クッキングセミナー」で紹介された「フルーツサラダ」は、まさにそんなエキサイティングな「おもてなしサラダ」です。
以下、ご紹介しましょう

キャロットとシトラス(サンキストオレンジ)のサラダ
キャロットとシトラス(サンキストオレンジ)のサラダ キャロットをマリネ風にライムドレッシングであえ、トッピングにオレンジとグレープフルーツを使ったサラダ。お好みで、オレンジ1個分程度を、キャロットとあえても美味しく食べられます。強い抗酸化作用をもつβカロテンとビタミンCたっぷりのサラダです。
>>「アメリカ食材レシピ:キャロットとシトラス(サンキストオレンジ)のサラダ」はこちらから



オレゴンブルーベリー&ブルーチーズ&ロメインレタスサラダ
オレゴンブルーベリー&ブルーチーズ&ロメインレタスサラダ 生のブルーベリー、(すこしクセのある)ブルーチーズと、ブルーベリーピューレを使ったドレッシングが、絶妙のバランスでからみあいます。とくにチーズが好きな人にはたまらないかもしれません。また、風味豊かなドレッシングは、シャキシャキのアメリカ産ロメインレタスとの相性も抜群です。美味しいベリーを生産するのに最適な条件(澄んだ空気、カスケード山脈からの自然の水、海洋性気候など)で育ったオレゴン産のベリーは、その品質、風味、甘さのほか、その色(深みのあるブルー)も特徴のひとつです。
>>「アメリカ食材レシピ:オレゴンブルーベリー&ブルーチーズ&ロメインレタスサラダ」はこちらから


ブルーベリー・サラダ

ブルーベリー ブルーベリーは、そのままでも、ヨーグルトに加えても、またはパイやマフィン、ジャムにしても楽しめるだけでなく、上のレシピよううにサラダにも便利な食材です。美味しさやアントシアニン(抗酸化物質)を多く含むことに加え、そんな用途の広さのためでしょうか。近年、アメリカではブルーベリーの消費は年々伸びています。(2011年の国民一人当たりの消費は、2000年比約5倍の600グラム弱・生鮮のみ)

 オレゴンブルーベリー協会のホームページでは、ブルーベリーを使ったサラダのメニューが豊富に紹介されています。たとえば、キュウリと葉野菜に、ブルーベリー、フェタチーズを合わせ、オリーブオイルとライムジュースベースのドレッシングでいただく「ブルーベリーとキュウリのサラダ」や、グリーンサラダに、エビ、ナッツ、エダマメ、(フェタチーズも)などを加え、レモンドレッシングでいただく「ブルーベリーとエビのサラダ」なども、おすすめのサマーサラダです。これらのレシピを参考に、旬のブルーベリーを使ったオリジナルサラダをお楽しみください!
>>「アメリカ食材レシピ:ブルーベリーとキュウリのサラダ」はこちらから







IMG:アメリカ流フルーツ(in)サラダ/ブルーベリーとキュウリのサラダ
↑ ブルーベリーとキュウリのサラダー
画像提供:オレゴンブルーベリー協会