Home> 特集記事> 季節のイベント 2014.07_03

ブレインフード「くるみ」と私達の脳



ローストビーツとくるみのサラダ、あじのソテー シラントロソース、鶏胸肉のくるみがけグリル カリフォルニアを代表する農産物のひとつである「くるみ」は大昔から食べられていた、人間にとっては身近なナッツですが、ここ10年余りで急激にヘルスリサーチのの成果が現れてきた食べ物です。しかも1つや2つの健康効果のリサーチではありません。これまでに137件の論文が公表され、今現在進行中のもので心臓血管、がん、認知機能、糖尿病、男性のリプロダクティブヘルス、体重管理、といった30件もの研究があります。

 このように盛んに研究・発表されているくるみの健康効果を受けて、テレビ等のメディアで報道されては品切れになるような事態が起こったり、日本の消費者の興味の高さが伺えます。

チョコレートムース そんななか、7月17日には東京・青山にあるKIHACHI青山本店にてカリフォルニアくるみ協会主催の「脳を老化させない食べ物」ランチョンが開催され、「脳を老化させない食べ物」(主婦と生活社)の著者である医学ジャーナリストの山田雅久先生の監修、料理研究家の川瀬ゆき枝氏の開発によるメニューを試食しながら、山田先生による「脳を老化させない食べ物」のレクチャーを聴くことができました。


 脳は大人になると発達が止まって、中年以降は少しずつ神経細胞が死んでいく、と聞いたことはありませんか?それは実は従来の思い込みでした。最近では大人になっても生涯にわたって細胞は新しくなって柔軟性をもったり、繰り返し使うことによって容量を増していったりすることがわかっています。そんな脳を健康的に維持するには食べ物の選択が強く関わっているそうです。脳を老化させないための3大要素は、1.脳に良い脂肪酸を摂る、2.抗酸化物質で酸化を防ぐ、3.血管の健康を保つ、です。その3つの要素を全て満たしている食べ物は「くるみ」ということで、「ブレインフード」の代表選手なわけです。さらに、自ら脳を鍛える脳フィットネスも重要なのですが、なんと、料理を作ること・食べることが脳フィットネスになるそうです。料理を作ることいよって戦略的計画などの高度な認知機能をつかさどる前頭極が鍛えられ、美味しいものを食べると神経伝達物質ドーパミンが出て、前頭前野や記憶のコントロールをつかさどる海馬などが活性化、また、レシピに工夫を加えることで創造力が鍛えられたり、匂いや味などえの五感が刺激されたり、とかなり優れたフィットネス!

 さあ皆さん、脳のためにくるみを使った美味しいお料理を作りましょう!







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IMG:ブレインフード「くるみ」と私達の脳/頭脳パン(伊藤製パン製)