Home> 特集記事> 季節のイベント 2014.07_02

HAPPY BIRTHDAY AMERICA



独立記念パーティー 7月4日はアメリカの独立記念日。アメリカ大使公邸では毎年アメリカ独立記念日パーティーが開催されます。
 今年のテーマは「アメリカのピクニック」。リラックスして家族でお出かけするような感覚で「独立記念日」を祝う。ホットドッグや果物といった軽食、ワインやビールといったお酒を傍らに楽しい音楽を聴きながら、仲間とともに語らう。そんなアメリカの休日をモチーフにパーティが開催されたのです。
庭園での料理 アメリカ大使公邸の庭園には、いくつものテントが建てられ、お祭り気分があふれています。例年と違うのは、シンプルで親しみやすい雰囲気なこと。会場に詰めかけたゲストたちはドレスコードのクールビズでリラックスした雰囲気でパーティを楽しみました。
スイカクイーンと屋台 庭園には人気のホットドッグ、プルドポークサンドイッチ、ローストビーフ、フライドチキン、アイスクリーム、そしてアメリカ産スイカの屋台も。
 また今年のアメリカ独立記念日パーティーの特徴のひとつは、マサチューセッツ州ボストンから来日した有名シェフのバーバラ・リンチ氏と大使公邸のシェフによるメニューが楽しめたこと。








シェフによるメニューは以下の通り。

(フライドチキンとズッキーニのグリル)「Fried Chicken and Grilled Summer Squash」
(フライドチキンとズッキーニのグリル)
こんがり火の通ったフライドチキンと、ズッキーニの炒め物。さっぱりした味が夏を感じさせてくれます。




(トマトとロブスターのバー)「Tomato and Lobster Bar」(トマトとロブスターのバー)
トマトとクリームチーズのカナッペと、パリッと焼けたトマトパイ。ジューシーなトマトが風味豊か。そしてなんといってもアメリカ東海岸を代表する味、ロブスターロール!茹でたロブスターのサンドイッチ。



(トマトとロブスターのバー)「Clam Bake」(海鮮焼き)
海鮮やヤサイの串焼き。ここにもロブスターが使われています。ピーナッツソースなど濃い味のソースでいただきます。バーバラ・リンチシェフもこのテーブルで来客の皆さんと親しくお話をしていました。



(ポークスペアリブ)「Ribs」(ポークスペアリブ)
こんがりと焼けた骨付きポークスペアリブ。ソースの味が肉にじっくりとなじみ、食べ応えはたっぷりです。長時間かけて焼いているので余分な油も落ちてホロホロと肉離れもよく、ジューシーだけれど意外とあっさり。



(チーズ、ナッツク、ラッカー)「Cheese Nuts Crackers」(チーズ、ナッツク、ラッカー)
アメリカのチーズといえばモントレージャックが有名ですが、それだけではありません。クリームチーズやモッツアレラ、オーガニックのものなど、様々なチーズがあります。



「Chips & Dips」(チップ & ディップ)
アメリカのホームパーティーにかかせないのがこれ!色々なフレーバーのコーンチップスやポテトチップスとディップの組み合わせを楽しみます。

(セレモニー) パーティがいよいよはじまります。やがて米空軍太平洋音楽隊による演奏がパーティを温かく盛り上げます。やがて、マーチングバンドの「聖者が町にやってくる」の演奏にあわせて、キャロライン・ブービエ・ケネディ駐日米国大使が登場。セレモニーのスピーチをすると、パーティの開幕を告げました。ジャズアーティストのOta Reedさんや大使館所属のパフォーマーTom Duvalさんによる演奏が行われ、会場はまるで音楽フェスティバルのような明るい空気が包みました。

 今回の会場でフィーチャーされたもの。それがワインや地ビール、バーボンウィスキーといったアルコール類です。来場したゲストはお気に入りから見たことのないものまで、思い思いのお酒を楽しむことができました。今回は、独立記念日パーティーで大人気だったワインをいくつかご紹介しましょう。

(ワイン) 咲き誇る向日葵(ひまわり)のエチケット(ワインラベル)が印象的な逸品が、カリフォルニアワインの代表格「GIRASOLE VINYARD(ジラソーレ・ヴィンヤーズ)」のワイン。ジラソーレとはイタリア語でひまわりの意味。カリフォルニア州のルシアン・リヴァーの源流地域の高原にある畑で造られたワインです。
卓上で展示されていたのは、二輪のひまわりがプリントされた赤ワイン「 GIRASOLE VINEYARDS PINOT NOIR MENDOCINO(ジラソーレ ヴィンヤード ピノ・ノワール メンドシーノ)」 、白ワインの「 GIRASOLE VINEYARDS CHARDONNAY MENDOCINO (ジラソーレ ヴィンヤード シャルドネ メンドシーノ)」。
 どちらもフレッシュなブドウの味わいをそのまま凝縮した、地味深いワイン。まさしくアメリカの大地に咲き誇るひまわりのような、明るい日差しを感じるワインなのです。(DEPT PLANNINGの出品)
(ワイン) プレミアムなカリフォルニアワインを扱っているのは、小規模だけどNAPA WINE TRUST。まさにアメリカカリフォルニアの味を体現するジンファンデル(カリフォルニア州のワインブランド)100%のワイン「CHESS MAN VINYARD(チェスマン)」や、ナパヴァレーのオークヴィルにある家族経営のワイナリーが丹精をこめてつくりあげた「Miner Family Winery / Gibson Runch Sangiovese (マイナー・ファミリー・ワイナリー / ギブソン・ランチ・サンジョベーゼ)」などを味わうことができました。
 カリフォルニアワインのインポーター(輸入業者)として名をはせるhotei wines(布袋ワイン)が今回のパーティで披露したワインは「Bodkin Wines(ボドキン・ワインズ)」「Castle Rock(キャッスル・ロック) 」「Cline(クライン)」などのワイナリーのもの。
(ワイン)「Bodkin Wines」は2011年からソーヴィニヨン・ブランを造りはじめた、気鋭の小型ワイナリー。シェークスピアの史劇「ヘンリー5世」にちなみ、ボドキン(剣の古語)の名を冠しています。「Castle Rock」は低価格で高品質なピノノワールを安定生産する、抜群のコストパフォーマンスを誇るワイナリー。「Cline」は、樹齢100年を超える古樹の畑をもつファミリーワイナリー。(ちなみに、オーナーの祖父は「ジャクジー風呂」を発明したヴァレリアーノ・ジャクジーだとか)。伝統を誇るワイナリーから、新進気鋭のワイナリーまで、バリエーション豊かなカリフォルニアワインを楽しむことができました。

1776年7月4日にイギリスからの独立を宣言したアメリカは、2014年で228年目。食べ物とワインと歌を通じて、アメリカの多様性と歴史を感じつつ、来場したゲストたちは独立記念日を過ごしたのです。






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IMG:HAPPY BIRTHDAY AMERICA(イメージ)