
ロリポップキャンデーからスナック、ピーカンナッツ、ドライフルーツ、カリフォルニア米、アルコール類、そして肉類まで、全米各地からさまざまな食品や料理がそろい、とにかく他のパビリオンを圧倒する、バラエティの豊かさを誇っていました。
今回、印象的だったのは「オーガニック」や「ローカロリー」を謳う、健康食品や料理が多く出展されていたこと。「健康」は今年のFOODEXのテーマのひとつでもありますが、「健康食品」が数多く展示される傾向は、ここ数年大きくなる一方です。
特筆すべきは、今年(2014年)の1月から始まったアメリカと日本の制度改正です。
アメリカと日本は有機(オーガニック)農産物・農産物加工品にそれぞれの基準を設けており、土壌や生産管理などの厳しい基準をクリアしたものでなければ、「有機(オーガニック)」として認められません。お互いの基準を同等であると認めることで、アメリカと日本の2国間で「有機農産物・農産物加工品の相互同等性」が合意されたのです。これによりアメリカのオーガニック規格を満たしている農産物・農産物加工品は、日本でも日本農林規格(JAS)認証を受けた有機農産物・農産加工品として認められるというもの。お互いの制度を認め合うことで、アメリカの有機農家にとって日本市場を開拓する弾みになるばかりでなく、日本の有機農家にとっても有機先進国であるアメリカ市場への大きなドアを開けることとなります。まさにウィン・ウィンの合意です。
USAパビリオンにおいても、とりわけオーガニックを新製品が多く披露されました。
まず、注目を集めていたのは健康ドリンク。これまでに日本になかった風味を披露していたのは、McLean International Co.のブース。彼らはカカオドリンク「Crio Bru(クリオブルー)」を発表しました。
カカオ独特のチョコレートの香りを漂わせる、この黒い飲料の味は甘くなく、まるでコーヒーのように飲みやすく、あっさりとした後味。動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用を持つポリフェノールが多く含まれている低カロリードリンクとして、日本初上陸を果たしたのです。
JAPANESE GREEN TEA(日本緑茶センター)も「オーガニック・チョコレートドリンク」を発表。ほろ苦いカカオ味のドリンクで、お茶のようなさわやかなのど越し。砂糖を入れればココアのように飲むこともでき、そのまま飲めばコーヒーのように風味を味わうことができるところがインパクト大でした。
また、神経系を落ち着かせるジンセノサイドの数値が、高麗人参よりも高レベルで含有しているといわれるウィスコンシン・ジンセンを扱う、ウィスコンシン・ジンセン協会も出展。ジンセン茶を配り、その魅力をアピールしていました。

アメリカと日本は有機(オーガニック)農産物・農産物加工品にそれぞれの基準を設けており、土壌や生産管理などの厳しい基準をクリアしたものでなければ、「有機(オーガニック)」として認められません。お互いの基準を同等であると認めることで、アメリカと日本の2国間で「有機農産物・農産物加工品の相互同等性」が合意されたのです。これによりアメリカのオーガニック規格を満たしている農産物・農産物加工品は、日本でも日本農林規格(JAS)認証を受けた有機農産物・農産加工品として認められるというもの。お互いの制度を認め合うことで、アメリカの有機農家にとって日本市場を開拓する弾みになるばかりでなく、日本の有機農家にとっても有機先進国であるアメリカ市場への大きなドアを開けることとなります。まさにウィン・ウィンの合意です。

まず、注目を集めていたのは健康ドリンク。これまでに日本になかった風味を披露していたのは、McLean International Co.のブース。彼らはカカオドリンク「Crio Bru(クリオブルー)」を発表しました。
カカオ独特のチョコレートの香りを漂わせる、この黒い飲料の味は甘くなく、まるでコーヒーのように飲みやすく、あっさりとした後味。動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用を持つポリフェノールが多く含まれている低カロリードリンクとして、日本初上陸を果たしたのです。

また、神経系を落ち着かせるジンセノサイドの数値が、高麗人参よりも高レベルで含有しているといわれるウィスコンシン・ジンセンを扱う、ウィスコンシン・ジンセン協会も出展。ジンセン茶を配り、その魅力をアピールしていました。
スナック類で注目を集めていたのが、Rudolph Foods の「PORK RINDS(ポーク・ラインズ)」。これは豚の皮を揚げた、スナック菓子。サクッと軽い食べ応えで、アメリカでは10年ほど前から糖質ゼロ、低炭水化物(ローカーボ)、トランス脂肪酸ゼロ(ローカロリー)なヘルシースナックとして、スーパーモデルがダイエットに使っているというニュースが流れるほど話題になった食品だということです。はたして日本でも、ダイエット旋風を巻き起こすことができるでしょうか。
ほかにもtoosumのシリアルバーやDREMZのオーガニックベジタブルなど、健康に配慮した食品も幅広くラインナップしていました。


今回のUSAパビリオンのトレンドが、これから市場でどのように受け入れられるのか。2014年の食生活の変化が楽しみになるイベントでした。
