「人種のるつぼ」ということばがあります。このことばはミステリー作家として知られるイズレイル・ザングウィルが1908年に書いた「The Melting Pot」を由来しているそうです。
この戯曲のセリフのひとつに「アメリカは神のるつぼだ(God's crucible)、ヨーロッパの全人種が溶け合い、新たに作り直される炉なのだ」というものがありました。当時の大統領セオドア・ルーズベルトはそのセリフに感動したという逸話があり、以来アメリカは「人種のるつぼ」と呼ばれるようになったのです。
この戯曲のセリフのひとつに「アメリカは神のるつぼだ(God's crucible)、ヨーロッパの全人種が溶け合い、新たに作り直される炉なのだ」というものがありました。当時の大統領セオドア・ルーズベルトはそのセリフに感動したという逸話があり、以来アメリカは「人種のるつぼ」と呼ばれるようになったのです。
20世紀に入り、正確には「るつぼ」のように混ざり合っているわけではなく、さまざまな具材がそれぞれの形と味を生かしながら一つのおいしいレシピになっている「スープ」や「サラダ」のようであると言われるようになりました。
多様の民族と文化がそれぞれのアイデンティティを失うことことなく、認め合い、成長していくという理想を表現しています。
多様の民族と文化がそれぞれのアイデンティティを失うことことなく、認め合い、成長していくという理想を表現しています。
新たな食の可能性が見える

この世界各国の豊かな食文化を日本に届ける、業界内向けのイベントがFOODEX JAPAN 2014です。今年の参加国数は、昨年よりも10ヵ国増えた77ヵ国(地域)。その中でもUSAパビリオンは最大規模の展示を実施し、アメリカの食文化の幅広さをアピールしていました。その模様を、USAパビリオンを中心にレポートいたします。
