そんな天然ならではの美味しさはどこからくるのでしょう。 アラスカ産サーモンの魅力としてまずあげられる、卓越した風味と鮮やかな色合い。これらの特徴は、海洋生物の宝庫、世界でも稀なほど澄んだ北太平洋の冷たい海水で、豊富なプランクトンや小魚などの天然の餌を食べて育つことに由来します。また、適度な脂肪分と、締まった身の食感（英語で言うと"texture"）は、北太平洋の海原を、何千マイルも旅をしているあいだにつくられます。もちろん、こうした特徴は、サーモンに限らずカニからタラなどの白身魚まで、アラスカ産シーフード全般に共通する魅力です。

こうした高品質の水産資源を守るために、アラスカ州政府は、持続可能（サステイナブル）な漁業を徹底させています。貴重な水産資源が枯渇しないよう、最新の科学に基づいた漁業管理（時期、期間、漁場など）、商業ベースから独立した、科学者による分析に基づく厳格な水産資源管理を進めています。 また、アラスカ州では 住民もそれをよく認識し、水産業に関わるすべての人が、水産資源保護、環境保護と取り組んでいます。（詳しくは、>>こちらの記事）

【画像提供協力】
井田宗秀
Steve Lee