日本では古来から天然の鮭というと新巻鮭が、年末年始の風物詩として古くから親しまれてきました。残念ながら、日本ではこうした魚の伝統的な食べ方も含め、魚の消費は年々減っているようですが・・・
一方、アメリカでは近年、シーフードが健康によいということがより広く知られるようになり、その消費が年々伸びています。(もちろん消費量では、日本が圧倒的に多いです。)そのアメリカ人の消費を大きく支えているのが、全米の総漁獲量の半分以上を占めるアラスカ産シーフードです。アメリカでは、これまで白身魚がよく好まれてきましたが、最近では、鮭(サーモン)も人気が高まっています。

アラスカ産サーモンは世界的にも高く評価されています。世界的に有名なワインソムリエの田崎真也さんは、その質の高さについて「天然の魚の風味の良さ」をあげ、「魚の本来の良さというのは、脂の乗りとか脂が多いということではなく、身の香り、風味がひじょうに豊かであること、風味の余韻が長いこと(がだいじです)」と話しています。
