カリフォルニア州では1978年からファーマーズマーケットが正式にスタートしています。それまでは農家から消費者への直売が禁止されていたのです。1978年に新しい州法を制定してファーマーズマーケットでの例外的な直売を認めると、その開催地は一気に増えていきました。
全米一のファーマーズマーケット数を誇るカリフォルニアですが、開催と出店にはとてもたくさんのルールが課せられています。まず開催は農家とNPOと行政のいずれかに限定されています。そして出店者はカリフォルニア産しか販売できません。さらには生産者自身が消費者へ直接販売しなければならず、第三者に販売を委託することもできません。この部分は日本の道の駅と大きく異なります。
ファーマーズマーケットは小規模農家のこだわり農産物に販路を与え、生産者との対話を求める消費者との橋渡しをするために誕生しました。それを忘れることなく、地元農家の保護と消費者への直接供給というテーマは、いまもしっかりと守られているのです。
全米一のファーマーズマーケット数を誇るカリフォルニアですが、開催と出店にはとてもたくさんのルールが課せられています。まず開催は農家とNPOと行政のいずれかに限定されています。そして出店者はカリフォルニア産しか販売できません。さらには生産者自身が消費者へ直接販売しなければならず、第三者に販売を委託することもできません。この部分は日本の道の駅と大きく異なります。
ファーマーズマーケットは小規模農家のこだわり農産物に販路を与え、生産者との対話を求める消費者との橋渡しをするために誕生しました。それを忘れることなく、地元農家の保護と消費者への直接供給というテーマは、いまもしっかりと守られているのです。

日本で人の集まる場所といえば以前は駅前が中心でしたが、近年は郊外のショッピングモールへ集まるようになり、駅前から以前のにぎわいは消えてしまいました。アメリカも同様に都市中心部(ダウンタウン)が空洞化し、治安の悪化と合わせて深刻な問題となっている地域もあります。ファーマーズマーケットはそうした地域の活性化にも大きく貢献しています。

ユニオンスクエアでの成功を受けて、ニューヨークではファーマーズマーケットが急増していきます。どの市場でもオーガニック野菜の人気が高く、ニューヨークを代表するシェフの多くが仕入れ先として活用しているほど。いまニューヨークは進化するアメリカ料理の最先端と位置づけられています。野菜を多用し、シンプルでヘルシーな最先端アメリカ料理の原点は、ファーマーズマーケットにあるのかもしれません。

