ロンドンオリンピックにあたって、アメリカは美味しそうで面白そうなイベントを企画しています。それは料理で"アスリートたちを応援しよう"というもの。
ロンドンオリンピック開催に先立ち、オリンピックアメリカチームのオフィシャルパートナーであるエネルギー関連企業のBPアメリカは、ガルフコーストのシェフを集めて"スピリット・オブ・ザ・ガルフ"というイベントを開催すると発表しました。
ガルフコーストとは北アメリカ南部のメキシコ湾に接するルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州、フロリダ州の4州からなるガルフコースト・エリア(アメリカ南部湾岸地域)のこと。新鮮な魚介類が豊富に水揚げされることで知られ、ケイジャン料理とクレオール料理が発展したエリアとしても有名です。
4州から2人ずつ、計8人の"オリンピックシェフ"が選出され、それぞれの故郷の味をロンドンで頑張っているアメリカのオリンピック選手たちへ届けます。選手だけでなく、選手の家族や現地オリンピック関係者、そして海外から応援に来た観客たちにも振舞われる予定です。
このイベントで、チームリーダーに選ばれたのはルイジアナ州バトンルージュのシェフ、ジョン・フォールズ。ご当地メニューであるケイジャン料理とクレオール料理はもちろん、フレンチにも精通したシェフがロンドンへ送る「ガルフの味」とは、いったいどんなメニューになるのでしょう。

4州から2人ずつ、計8人の"オリンピックシェフ"が選出され、それぞれの故郷の味をロンドンで頑張っているアメリカのオリンピック選手たちへ届けます。選手だけでなく、選手の家族や現地オリンピック関係者、そして海外から応援に来た観客たちにも振舞われる予定です。
このイベントで、チームリーダーに選ばれたのはルイジアナ州バトンルージュのシェフ、ジョン・フォールズ。ご当地メニューであるケイジャン料理とクレオール料理はもちろん、フレンチにも精通したシェフがロンドンへ送る「ガルフの味」とは、いったいどんなメニューになるのでしょう。
ケイジャン料理とはルイジアナ州に移住したフランス系移民を発祥とする料理です。タマネギ、セロリ、ピーマンを炒め、これをベースとして様々な料理に使います。主食に米を多用するのも特徴の一つで、日本でもお馴染みのジャンバラヤや、カレーのようにご飯にシチューをかけるガンボなどが有名。クレオール料理は、ケイジャン料理の源流に世界各地の食文化を混合させたもので、時間の経過と共により洗練され、いまもニューオリンズを中心に全米で愛されている料理です。

このラインナップでは『ワニのガンボ』が圧倒的に気になりますよね。ところがケイジャン料理でワニは人気食材の一つなのです。同様に春が旬のアメリカザリガニも食材としての人気が高く、どちらもガンボはもちろんスパイスを利かせてボイルしたり、スープの具としてもよく使われています。
ワニのガンボは見た目がビーフシチューに似ています。だから白いご飯にそれをかけるとハヤシライスにそっくり。ガンボはご飯と一緒に食べることが多いので、あるいはアリソン・フェリックス選手(アメリカ:女子陸上)が大喜びするかもしれません。彼女は普段から米料理が大好きで、自らリゾットなどを作ってはお弁当にしているほど。大阪で開催された2007年の世界陸上では、餃子の王将のチャーハン弁当を好んで食べていたとか。お米好きアスリートとガンボの組み合わせが実現したとき、メダル獲得にどこまで影響するのでしょうか。
