Home> 特集記事> 季節のイベント 2011.12_03

テーブルにはハムとエッグノッグを



アメリカで代表的なクリスマスのご馳走といえばターキー、ロースト・ビーフ、ハムのいずれかです。裏を返すと、これら3つを差し置いてクリスマスのメインディッシュになるメニューはまずありません。
ターキーは、クリスマスだからというよりも「特別な日のご馳走」という感じでしょうか。しかしクリスマスの1ヶ月前には感謝祭があり、その日は絶対的にターキーを食べるので「ターキーは先月食べたから......」と避ける家庭もあります。ただしこのとき「じゃあ代わりにフライドチキンにしよう」とはなりません。フライドチキンは大好きだけど、普段から食べているものであり、だからこそ特別な日のメニューではないというこだわりはしっかりあります。そこで「じゃあ代わりに」の筆頭がロースト・ビーフです。これもクリスマスとの関連は薄いものの、なじみがあってわかりやすいご馳走としてよく登場しています。最後のハムは、3つのご馳走で比べるとどうしても地味に見えますよね。でもこのハムこそが、じつはクリスマスにもっとも特化したご馳走なのです。

ハムクリスマスにハムを食べるのは北欧がもっとも盛んですが、アメリカも負けてはいません。クリスマス・ハムと呼ばれるロースト・ハムを厚く切り、各家庭特性のソースで食べます。日本でハムといえば、ハムエッグに使われる薄くて丸いものか御歳暮の小さな塊ですよね。それと比べるなら、クリスマス・ハムはジューシーな深い味わいといいその堂々たる風格といい、まさにハムの王様。最近ではこうした本格的ロースト・ハムもインターネット通販で購入することができるようになりました。この機会に味わってみてはいかがでしょうか。


エッグノッグアメリカの美味しいクリスマスには、欠かせない飲み物もあります。それはエッグノッグ。しっかり溶いた全卵に砂糖を大さじ1、牛乳1カップ、クリーム30ccを加えてよくかき混ぜます。これを基本として、少し加熱したりブランデーやラム酒を足したりなど、飲む人ごとにレシピを変えられるのがエッグノッグの特徴。もし自宅にシェーカーがあれば氷と一緒にシェイクしましょう。それだけでカクテルバーのような雰囲気と共に、ふわふわの飲み心地を楽しむことができます。どれも最後にナツメグを振りかけることで風味が格段に上がりますよ。






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IMG:テーブルにはハムとエッグノッグを/ローストビーフ