企業や団体への食材提供をメインとしながら、USMEF東京事務所のほぼ全員が現地での支援にあたりました。USMEFシニアマネージャーの土方多寿子さんは「被災者の方々がお肉の提供を喜んでくれて本当によかった」と被災地の様子を振り返ります。「アメリカン・ビーフ&ポークの提供が始まった頃、被災地の食事にはタンパク質が不足していました。おにぎりやパンばかりの食事が続いていたんです。だから美味しそうにステーキを食べてくれて嬉しかった。東北の方々は本当に忍耐強いです。寒いときも暑いときも、配給の列に静かに並びます。たまにお年寄りが横から入ってしまったときは、むしろ『お先にどうぞ』と譲るんです」
そうして6月23日にはUSMEFのフィリップ・M・セング会長兼CEOが被災地を訪れました。宮城県石巻市立湊中学校の炊き出しにエプロン姿で参加したセング会長は、被災地の現実を見て「支援が一過性であってはならない。これは長期間に渡って支援しなければならない」とUSMEFのスタッフに伝えたそうです。
食材提供と並行しながら、USMEFはホームページで東北応援キャンペーンを8月末まで展開しています。東北各県の"美味しいもの"とアメリカン・ビーフのセットが900名:ポークのセットが900名にプレゼントされるこのキャンペーンにおいて、応募条件は「被災地へあたたかいメッセージを贈る」ことでした。これまでに寄せられたメッセージはUSMEFホームページで確認することができます。未曾有の大災害で多くを失われた方々の心中は計り知れません。しかし同時に、被災地を想う気持ちは発信し続けていく必要があるでしょう。寄せ書きのように並んだ応募者たちのメッセージには、そんな一人一人の小さな想いが凝縮されていました。
7月末までにUSMEFが提供したのはアメリカン・ビーフ55,000食、アメリカン・ポーク78,000食の計133,000食。9月までには180,000食の提供する予定です。
USMEFの食を通した復興支援は、これからも続きます。
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