2011年3月11日、東北関東大震災という千年に一度の規模の地震と津波が日本を襲いました。これを読んでくださっているみなさまの中にもご自身が、そして関係者の方が被災された方や大切な方を失われた方もいらっしゃることかと思われます。まずは哀悼の意とそしてお見舞いを申し上げます。
そして今回はアメリカ本国も大使館もルース駐日米国大使も日本を助けるべく動いています。先だってルース大使が被災地を訪れた際は大使の励ましと支援の約束に避難所の方達から大きな拍手が起こったということも報道されました。
そこでmyfoodでは地震大国である日本に暮らすみなさんに今一度、転ばぬ先の杖となる保存食となるナッツとドライフルーツについてご紹介しますのでぜひ常備されておいてください。

まず少量でも満足感があり、且つ元気のエネルギーとなるナッツ類から。現在、アメリカからはくるみ、アーモンド、ピーナッツ*、ピーカン、ピスタチオといったナッツが輸入されています。塩や糖衣されたものなど味がついているものもローストされただけのシンプルなものとありますがナッツはそれ以上の調理の必要もありませんし、脂質、食物繊維、ミネラル、たんぱく質にビタミンとバランスの良い栄養も含んでいます。アーモンドなどは一日23粒、くるみは手のひらひとにぎりを目安に一日に必要な分が摂取できますし、生ものと違って保存も効くものなのでぜひ防災バックのあちこちに入れておいてください。次にやはり保存の効くドライフルーツ。プルーンにレーズン、それからいちじくにクランベリーと美味しくて、こちらも栄養化の高いものがアメリカからはたくさん日本に輸入されています。そしてこれらドライフルーツにはいざという時とても私達に力を発揮してくれることがあります。一つ目は甘いということ。甘味というのは人間が唯一、赤子の時から拒否をせず、むしろ好む味覚だといわれています。「菓子」という言葉はもともと果物を指していたという説もあるくらい、甘味ってほっとしたり、ウキウキしたり、しあわせの味ですよね。イライラした際にも甘いものを一口食べると納まったりとこの甘味というのはある種、魔法の味覚。そして果物の甘味は天然のものなので体にもよい甘味なので安心です。それからもうひとつ、これらドライフルーツが大きな力を発揮してくれるのが抗酸化作用!アンチエイジングの特集の際に詳しくお話させていただきましたが、ストレスがいつも以上に多くなる場合は当然のことながら体内で発生する活性酸素も多く生まれてしまいます。そんな状況においてもドライフルーツを食べることでそれらが持つ抗酸化作用がバンバン、活性酸素を除去うしたり抑制してくれたりするわけですから持たない理由がありません。
これらの食材はもちろん、有事だけでなく普段も大いに食べていただきたいのですが、いざという時のために常備してあると余裕を持ってことにあたれることと思われます。幸い選択肢多く食材がありますのでどれを常備するかはお好みで。それから救援物資などを送る際にもぜひ、加えてあげてください。
*ピーナッツは植物分類としてはナッツではありませんが、多くのお店でナッツ類のコーナーで販売されているので含めます