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あなたはワインを何で選びますか?



今年もとうとう12月!1年って本当に過ぎるのが早いですね。さて12月といえばクリスマスに忘年会、ホームパーティと人があるまる機会の多いもの。最近ではそういった場面で日本人も自然とワインを飲むようになりましたよね。事実、世界中の国から日本へは毎年のようにワインの輸出量(量であったり、金額であったり、年によってカテゴリーは違いますが・・・)が増えている中、カリフォルニアワインはとにかく数も種類も多くて

「どれを選んでいいのかわからない・・・」

という声をよく伺います。それにワインというのは「自然からの贈り物」ということで同じブランド同じ銘柄でも年によって味わいも個性も変わりますし、また同じ年の同じ品種でもテロワールや醸造家によってもそれらは大きく変わります。そしてワインを楽しむ際に一番大切なのはそのワインが飲み手にとって

"好きかどうか?"

ワインは実に面白いもので高いからいいとか安いから悪いというものではなく、その人にとってどうか?で判断をしてよいものなのです。そこで今年、もしワインの選択を迷う場合にはエチケット(ラベル)のデザインで選んでみてはいかがでしょうか?カリフォルニアワインのエチケットには面白い絵柄のものも多く、ワイナリーの性格はそういった部分にも表れているので"感性"という意味でピタっとくるものは味の"感性"も合うかもしれませんよ?実際にワイナリーはそれぞれのワインの個性や考え方をエチケットのデザインに反映させていることが多いので、エチケットの好みで選ぶ選び方というのは意外と成功率が高いのです。そこで今回はカリフォルニアワインインスティテュートが開催した試飲会に出品されていたものからエチケットの面白かったものをご紹介します。はたしてみなさんの好みにピピっとくるものはあるでしょうか?

まずは映画監督フランシス・コッポラがソノマにワイナリーを開いた記念に発売された"ディレクターズカット"シリーズ。映画のフィルムが意匠になっている映画ファンにはたまらない一本です。コッポラはその他にもヴォトル・サンテやソフィアなどエレガントで繊細な意匠のシリーズもあります。
次にご紹介するのは3羽のカラスの意匠で有名なレイヴェンスウッド。これはアラスカに伝わる「渡りガラスの神話」を元に作られたのだそうです。因みにジンファンデルではアメリカのトッププロデューサーワイナリーとしても有名です。
それから動物が意匠のモチーフになっているものとしては銀ぎつねの意匠がまるで擦りガラスのようなタッチで描かれているシルバーフォックスシリーズや社長のネクタイにもそのおちゃめな個性が溢れ出ている犬好きにはたまらないマッドジャックセラーズ。今にもエチケットからしっぽを振って出てきそうなデザインに場が和むことまちがいなしです。そしてちょっと知的な雰囲気でワインを楽しみたい場合は化学記号が意匠になっているエデュケイティッドゲスはいかがでしょうか?

もちろんこれ以外にも素敵な意匠のワインはたくさんあります。ぜひそんな視点からあなたの1本を探しだしてみてください。




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