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2017/10/18ナパヴァレーのワインメーカー関係者、山火事からの復興に楽観的な見通し

現地時間2017年10月18日– カリフォルニア州ナパヴァレー現地配信

自然の猛威がナパ郡、ソノマ郡、メンドシーノ郡、ソラノ郡、レイク郡に想像を絶する挑戦を突き付けるなか、被災地域の住民は10日間におよぶ悲惨な山火事に屈することなく気丈に立ち向かっています。
北部の海岸沿いの地域では40人以上が犠牲となり、何千軒もの家屋や店舗が焼失しました。被害を受けた森林や丘陵地の自然が元の姿に戻るには長い年月を要します。多数の犠牲者を出した今回の山火事ですが、ナパヴァレーのワイン産業への被害は限定的となる見通しです。
ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)非営利生産者団体によると、NVVの安否の呼びかけに対して現地の10月18日までに330の加盟ワイナリーから回答があり、そのうち47のワイナリーが山火事による直接の被害を受けたと報告しました。土地や建物に大きな被害のあったワイナリーは数軒に留まることがわかっています。
「今週のニュースでは、ナパヴァレーのワイン産業が山火事によって打撃を受けることがしきりに報じられていました」と、ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)理事会の会長でありホーニッグ・ヴィンヤード&ワイナリーの代表取締役社長のマイケル・ホーニッグ氏は語りました。
「たしかに私たちはワイン造りに全身全霊をかけて取り組んでおり、ワイン産業は地元経済の最大のけん引力です。けれども今回の山火事では、人々が命を落とし住む家が失われています。もちろん私たちは「平常どおりの営業に戻る」ことを目指していますが、物事の全体像を見失うべきではありません」。
初期対応部隊の消火活動が功を奏し、東ナパ・西ソノマ郡アトラス火災の83%が鎮火されています。ナンズ火災(ナパヴァレーの西側とソノマの東側、サンタローザで発生している5つの山火事の総称)は80%が鎮火されています。カリストガの西とサンタローザの北で発生しているタブス火災は91%が鎮火されています。アメリカ国立気象局によると、木曜日の遅い時間から降雨が予想されています。
「初期対応部隊をはじめ、警察、地域のリーダー、そしてボランティアの方々の献身的な奉仕に心からお礼を申し上げます」と、ホーニッグ氏は話しました。「さらに世界中からはこれまでにない規模のご支援や義援金が寄せられており、胸を熱くしております。皆様からの問い合わせや励ましの言葉そして思いやりの気持ちを力に、この試練の時を乗り越えていきたいと思います。」
NVVによる最新の情報は以下の通りです:
NVVは全ての加盟ワイナリーに安否の確認を行いました。最も被害の大きかったアトラスピーク、シルヴァラード・トレイルの東側、マウント・ヴィーダー、カリストガを含む330の加盟ワイナリーから回答がありました。NVV加盟ワイナリーのうち現時点で47のワイナリーから土地や建物などに直接の被害を受けたとの報告がありました。安否の確認は今後も継続しますが、直接被害を受けたワイナリーの割合が大幅に増えることはない見込みです。山火事による延焼は主に丘陵地(ヒルサイド)の森林で発生しており、ハイウェイ29とシルヴァラード・トレイルに挟まれた名高いナパヴァレーの谷床平地(ヴァレーフロア)への影響は殆どありませんでした。年間を通して最も集客が見込めるこの時期に、ワイナリーや観光客相手のビジネスが休業を余儀なくされたことがナパヴァレー全体に非常に大きく響きました。大半の休業は、人々の身の安全への配慮、消火活動、停電、道路の閉鎖、通信障害、避難をした従業員が職場に行くことができないなどの理由によるものでした。ぶどうの収穫期の終盤に山火事が発生したことも事態を複雑にしました。地域で最も規模の大きな複数のワイナリーの報告をもとにNVVが算定し、ナパヴァレーでは山火事が発生した10月8日までに量にして90%の収穫が終わっていたと考えられています。ワインメーカーたちは2017年のワインの品質に強い自信を示しており、山火事が発生した時点ですでに始まっていたワイン造りも順調に進んでいるとのことです。山火事が始まった時に樹に残っていたぶどうは殆どが皮の厚いカベルネ・ソーヴィニヨンで、安全に入ることのできるぶどう畑では摘み取り作業が継続して行われました。今回の山火事を取り巻く状況は前例がなく、また過去にぶどうが樹になっている時に山火事が起きたことがなかったため、ワインへの影響はまだ完全に把握できていません。山火事が発生した後に収穫されたぶどうについては入念な検査が行われており、それらのぶどうで造られたワインについては研究所で検査をし、煙による影響がないかなどを調べます。今回の事態に関わらず、ナパヴァレーのワイン生産者は、世界で最高水準を誇るナパヴァレーの評価を維持するべく全力を尽くし、2017年のワインについても最高の品質を誇る商品のみが市場で取引されるようあらゆる手段を講じます。
今回の山火事による経済的影響はまだ把握できていませんが、以下のことがわかっています:
前年までに生産されたワインの在庫は殆ど被害がなく、損失は最低限に留まります。2017年のワインの生産量は例年以下となることが予想されます。正確な生産量はまだ把握できていないものの、いくつかの事例を元にした初期段階の概算予測としては、干ばつや冷害などの農業を取り巻く一般的な要因で不作となった年の収穫量と同程度の水準になることが予想されています。ナパヴァレーのワインが占める生産量の割合は、カリフォルニアで生産されるワインのたったの4%に過ぎません。ナパヴァレーの2017年のワイン生産量が少々落ち込んだとしても、カリフォルニアワイン全体の生産量には殆ど影響がありません。ぶどう畑によっては樹の植え替えを余儀なくされる所も出てくるかもしれませんが、そのような畑が実際にどれほどあるかは把握できていません。次の栽培時期になるまで明らかにならない可能性もあります。


まとめ

山火事によるナパヴァレーのワイン産業、ワイナリー、ぶどう畑への被害は限定的です。2017年のワインは高品質になることが見込まれています。観光協会の"ビジット・ナパヴァレー"によると、ナパヴァレーでは店舗や商業施設が営業の再開を始めています。
こちらのリストでご確認ください。ナパヴァレーへの旅行の計画を取りやめる必要はありません。ナパヴァレーのワインを飲んでいただくことが、たとえそれがグラス一杯であったとしても、ナパヴァレーへの支援につながります。ナパヴァレーのワインを飲むことで、ナパヴァレーのワイナリー、働き手、そして地域の住民をご支援いただきますよう世界中のワイン愛好家の皆様へお願い申し上げます。復興支援のための寄付先は、>>こちら

ナパヴァレーコミュニティ災害支援基金への寄付をご案内しています。同基金は2014年の南部ナパ地震が発生した直後に設立されたもので、今回の山火事を受けて寄付の受け入れを再開しました。NVVは先週、同基金に200万ドルの寄付を行い、10月13日にはナパヴァレーコミュニティー基金から早速、消火活動や復興支援にあたる地元の非営利団体に56万5千ドルが支給されました。
 

ナパヴァレー・ヴィントナーズについて

550ものワイナリーが加盟する非営利生産者団体ナパヴァレー・ヴィントナーズは、1944年に設立されて以来、一貫して最高品質のワインを造ろうと努力してきました。自身の故郷であるナパヴァレーの特別な大地を大切にし、環境活動にも積極に取り組み活動しています。詳しくは

 
※このリリースは本部配信のリリースの和訳です。
英語版のリリースは こちら。
 

<このニュース・リリースに関するお問い合わせ先>
ナパヴァレー・ヴィントナーズ日本事務所
窓口:若下静 Japan@napavintners.com
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